△
観光建設常任委員長報告 (13番
堰野端展雄 登壇)
◆13番(
堰野端展雄)
令和4年8月1日の
観光建設常任委員会において調査した
休屋地区における
景観改善の状況及び
現代美術館の
施設等の状況について調査の経過と結果をご
報告申し上げます。
委員会では、調査に当たり、
理事者の同行を求め、
休屋地区及び
現代美術館の
現地調査を実施しました。 初めに、
休屋地区における
景観改善の状況については、
理事者から
廃業施設等の状況や今後の
撤去方針、
跡地の利活用についての説明を受けながら現地を調査しました。
委員からは、建物が撤去されて寂しくなると考えていたが、雰囲気が変わり、新たな
観光に向けた
起爆剤になるのではないかと感じた。今後、新たな
観光の
在り方を議論し、国に提案していく必要があるのではないかと考える。
国主導で様々な計画を立てているようだが、国任せの受け身の
考え方ではなく、市も一緒にこの先のことを考えていくようなスタンスで責任を持っていかなければならないと考えるので、国との
情報共有や
意見を述べる場が必要だと感じた。国は、
跡地活用に
民間事業者の
参入方針を示しているが、現時点で具体的な提案がないことから、
地元等の
考え方を取り入れる方法を考えていかなければならないと感じたとの
意見がありました。 次に、
現代美術館の
施設等の状況については、
理事者から昨年度入替え、増設した
常設展示作品等についての説明を受けながら現地を調査しました。
委員からは、
地域交流センターと併せて誘客を図る
方向性であるため、今後
動線づくりを考える上で
飲食等の仕掛けを考えていかなければならないと考える。体を動かして体験する
アート作品を増設していたが、
空調設備がなくてとても暑かったことから、
利用客が快適に過ごせるように
空調設備の整備が必要であると感じたとの
意見がありました。 これらを踏まえて協議した結果、
休屋地区については
廃業施設の
撤去等は進んでいるが、撤去後の新たな
観光の
在り方を市民、市、国が一体となり考えていく必要がある。
現代美術館については、
利用客が快適に過ごすために
空調設備の整備が必要であるとの結論に達しました。 以上、当
委員会での
所管事務調査の経過と結果についてご
報告申し上げます。
○
議長(
畑山親弘) ただいまの
委員長報告に対して質疑を許します。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) なしと認めます。 以上で
観光建設常任委員会所管事務調査の
報告を終わります。
△
日程第6
認定第1号
令和3年度
十和田市
一般会計歳入歳出決算の
認定について
~日程第29
議案第50号
令和4年度
十和田市
病院事業会計補正予算(第1号)
○
議長(
畑山親弘)
日程第6、
認定第1号
令和3年度
十和田市
一般会計歳入歳出決算の
認定についてから
日程第29、
議案第50号
令和4年度
十和田市
病院事業会計補正予算(第1号)までの
認定8件、
報告8件、
議案8件を一括上程します。 この際、
理事者から
提案理由の説明を求めます。 市長 (市長
小山田 久 登壇)
◎市長(
小山田久)
令和4年第3回
定例会の開会に当たり、本議会に提案いたしました
議案について、その概要をご説明申し上げます。
認定第1号の
令和3年度
十和田市
一般会計歳入歳出決算の
認定について申し上げます。
歳入歳出予算現額403億5,184万9,000円に対し、
歳入決算額381億3,696万4,790円、
歳出決算額352億5,717万1,729円で、
歳入歳出差引額は、28億7,979万3,061円となりました。また、
継続費に係る
繰越財源が163万2,749円、
繰越明許費に係る
繰越財源が2億533万8,000円、
事故繰越に係る
繰越財源が4億1,820万5,000円であることから、これらを差し引いた額22億5,461万7,312円が
実質収支額となりました。
実質収支額のうち、
地方自治法第233条の2の規定により
財政調整基金に13億円、
減債基金に4億円、
地域振興基金に3億円を積立てし、残額の2億5,461万7,312円は、翌年度へ繰り越すことになりました。
認定第2号の
令和3年度
十和田市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定について申し上げます。
歳入歳出予算現額68億9,498万9,000円に対し、
歳入決算額63億7,303万4,276円、
歳出決算額62億1,352万6,094円で、
歳入歳出差引額は、1億5,950万8,182円となりました。
歳入歳出差引額のうち、
地方自治法第233条の2の規定により
国民健康保険事業基金に8,000万円を積立てし、残額の7,950万8,182円は、翌年度へ繰り越すことになりました。
認定第3号の
令和3年度
十和田市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の
認定について申し上げます。
歳入歳出予算現額7億8,501万6,000円に対し、
歳入決算額7億8,594万7,026円、
歳出決算額7億6,323万2,206円で、
歳入歳出差引額の2,271万4,820円は、翌年度へ繰り越すことになりました。
認定第4号の
令和3年度
十和田市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定について申し上げます。
歳入歳出予算現額73億4,881万3,000円に対し、
歳入決算額73億1,399万1,768円、
歳出決算額72億2,149万9,490円で、
歳入歳出差引額は、9,249万2,278円となりました。
歳入歳出差引額のうち、
地方自治法第233条の2の規定により
介護保険事業基金に4,700万円を積立てし、残額の4,549万2,278円は翌年度へ繰り越すことになりました。
認定第5号の
令和3年度
十和田市
温泉事業特別会計歳入歳出決算の
認定について申し上げます。
歳入歳出予算現額2,630万6,000円に対し、
歳入決算額2,544万2,230円、
歳出決算額2,414万2,807円で、
歳入歳出差引額は、129万9,423円となりました。
歳入歳出差引額のうち、
地方自治法第233条の2の規定により
温泉事業財政調整基金に129万8,000円を積立てし、残額の1,423円は、翌年度へ繰り越すことになりました。
認定第6号の
令和3年度
十和田市
水道事業会計決算の
認定について申し上げます。 初めに、
収益的収入及び
支出については、
収入の
決算額15億6,746万806円に対し、
支出の
決算額は、13億2,910万6,378円で、収支差引き2億3,835万4,428円の純利益となりました。 次に、
資本的収入及び
支出については、
収入の
決算額3億9,833万6,000円に対し、
支出の
決算額は、8億7,019万1,258円となりました。
資本的収入額が
資本的支出額に不足する額は、
消費税及び
地方消費税資本的収支調整額並びに
損益勘定留保資金等で補填いたしました。
認定第7号の
令和3年度
十和田市
下水道事業会計決算の
認定について申し上げます。 初めに、
収益的収入及び
支出については、
収入の
決算額23億3,273万2,712円に対し、
支出の
決算額は、23億2,630万7,127円で、収支差引き642万5,585円の純利益となりました。 次に、
資本的収入及び
支出については、
収入の
決算額13億5,125万2,840円に対し、
支出の
決算額は、22億8,481万7,186円となりました。
資本的収入額が
資本的支出額に不足する額は、
消費税及び
地方消費税資本的収支調整額並びに
損益勘定留保資金等で補填いたしました。
認定第8号の
令和3年度
十和田市
病院事業会計決算の
認定について申し上げます。 初めに、
収益的収入及び
支出については、
収入の
決算額87億1,975万8,282円に対し、
支出の
決算額は88億7,156万7,926円で、収支差引き1億5,180万9,644円の純損失となりました。 次に、
資本的収入及び
支出については、
収入の
決算額13億4,448万円に対し、
支出の
決算額は、16億92万3,487円となりました。
資本的収入額が
資本的支出額に不足する額は、
消費税及び
地方消費税資本的収支調整額並びに
損益勘定留保資金等で補填いたしました。
報告第18号の
自動車事故に係る
和解及び
損害賠償の額の
決定についての
専決処分は、
令和4年6月26日に発生した
自動車事故に係る
和解及び
損害賠償の額の
決定をしたものであります。
報告第19号の
伐採作業中の
倒木事故に係る
和解についての
専決処分は、
令和4年6月1日に発生した
伐採作業中の
倒木事故に係る
和解をしたものであります。
報告第20号の
自動車事故に係る
和解及び
損害賠償の額の
決定についての
専決処分は、
令和4年2月21日に発生した
自動車事故に係る
和解及び
損害賠償の額の
決定をしたものであります。
報告第21号の
自動車事故に係る
和解及び
損害賠償の額の
決定についての
専決処分は、
令和4年5月27日に発生した
自動車事故に係る
和解及び
損害賠償の額の
決定をしたものであります。
報告第22号の
令和4年度
十和田市
一般会計補正予算(第6号)の
専決処分は、
令和4年8月3日からの大雨により被害を受けた
農林施設及び
土木施設の復旧、
調査測量等を実施する必要が生じ、この
補正に急を要したため
専決処分したものであります。
報告第23号の
健全化判断比率の
報告については、
令和3年度
十和田市の
健全化判断比率を
報告するためのものであります。
報告第24号の
資金不足比率の
報告については、
令和3年度
十和田市の各
特別会計の
資金不足比率を
報告するためのものであります。
報告第25号の
令和3年度青森県新
産業都市建設事業団の
決算の
報告については、
令和4年3月31日をもって解散した同
事業団の
令和3年度の
決算について、
青森県知事から提出を受けたので
報告するためのものであります。
議案第43号の
十和田市職員の
育児休業等に関する
条例の一部を改正する
条例の制定については、
地方公務員の
育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、職員の
育児休業の
取得要件の
緩和等所要の改正をするためのものであります。
議案第44号の
十和田市営住宅条例及び
十和田市
特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する
条例の制定については、
市営住宅及び
特定公共賃貸住宅の
入居者資格に係る
同居者の要件を緩和する等所要の改正をするためのものであります。
議案第45号の
令和4年度
十和田市
病院事業会計資本金の額の減少については、
欠損金の一部に充当するため、
資本金の額を減少させるためのものであります。
議案第46号の
令和4年度
十和田市
一般会計補正予算(第7号)について申し上げます。 今回の
補正は、
歳入歳出それぞれ4億9,796万7,000円を追加いたしました。 この結果、
歳入歳出予算それぞれの総額は、354億4,920万9,000円となりました。
歳出の主なものについては、
総務費として
マイナンバーカード取得促進事業に要する経費、寄附による
育英基金及び
子ども夢チャレンジ基金への
積立金、
民生費として
子育て世帯臨時特別給付金事業に要する経費、
農林水産業費として
全国和牛能力共進会出品事業に要する経費、
教育費として寄附による図書の購入に要する経費の追加であります。 次に、
歳入の主なものについては、
県支出金2億1,643万6,000円及び前年度からの繰越金2億461万7,000円の追加であります。
地方債の
補正については、
見込額を計上いたしました。
議案第47号の
令和4年度
十和田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 今回の
補正は、
歳入歳出それぞれ7,959万6,000円を減額いたしました。 この結果、
歳入歳出予算それぞれの総額は、66億9,442万円となりました。
議案第48号の
令和4年度
十和田市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 今回の
補正は、
歳入歳出それぞれ2,271万3,000円を追加いたしました。 この結果、
歳入歳出予算それぞれの総額は、8億2,822万8,000円となりました。
議案第49号の
令和4年度
十和田市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 今回の
補正は、
歳入歳出それぞれ6,441万円を追加いたしました。この結果、
歳入歳出予算それぞれの総額は、74億1,151万6,000円となりました。
議案第50号の
令和4年度
十和田市
病院事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。 今回の
補正は、
事業費の確定に伴う
補助金の
返還金について
補正いたしました。 以上、本議会に提案いたしました
議案の概要について申し述べましたが、詳細につきましては、その都度ご説明申し上げますので、ご審議の上、ご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
△発言の訂正について
○
議長(
畑山親弘) 市長
◎市長(
小山田久) 先ほどの
提案理由の説明における字句の読み違いにつきましては、
議長において処理してくださいますようにお願いいたします。
○
議長(
畑山親弘) ただいまの発言の訂正の申出は、これを許可します。
○
議長(
畑山親弘) 次に、
認定第1号から
認定第8号まで
代表監査委員より
審査の説明を求めます。
久保代表監査委員 (
代表監査委員 久保光造 登壇)
◎
代表監査委員(
久保光造)
令和3年度
決算審査意見報告。
認定第1号から
認定第5号までの
令和3年度
十和田市
一般会計、
特別会計歳入歳出決算に係る
審査意見をご
報告申し上げます。
審査は、
令和4年7月1日から
令和4年8月3日まで実施いたしました。 この
審査に当たっては、各
会計歳入歳出決算書、
決算事項別明細書、
実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金の
運用状況を示す書類につきまして、
関係法令に準拠して作成されているか、予算が適正かつ効率的に執行されているか、財産の管理及び基金の運用は適正であるか等に主眼を置いて実施いたしました。 その結果、
審査に付された
決算書等は、
関係法令に準拠して作成されており、その計数は
関係帳簿及び
証拠書類と照合した結果、誤りのないものと認められました。また、基金の
運用状況につきましても計数に誤りはなく、適正に運用されているものと認められました。
決算に係る総括的
意見につきまして、その概要及び
意見をご
報告申し上げます。
一般会計、
特別会計の4ページをお開きください。
令和3年度における
決算状況を見ますと、
一般会計では
歳入決算額が381億3,696万4,790円で、前年度に比べ73億784円、
歳出決算額が352億5,717万1,729円で、前年度に比べ78億4,079万1,212円、それぞれ減少しております。
歳入歳出差引額は28億7,979万3,061円で、翌年度へ繰り越すべき財源6億2,517万5,749円を差し引いた
実質収支額は22億5,461万7,312円の黒字となっております。 次に、
特別会計は、4
特別会計の合計で
歳入決算額が144億9,841万5,300円で、前年度に比べ5,485万7,187円、
歳出決算額が142億2,240万597円で、前年度に比べ7,919万9,070円、それぞれ増加しております。
歳入歳出差引額は2億7,601万4,703円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、
実質収支額は同額で黒字となっております。
令和3年度
決算における主な財政指標等を普通会計ベースで見ますと、
地方債現在高は前年度から2.6%増加し、358億106万1,000円となっております。また、公債費に充当された一般財源の比率を示す公債費負担比率は警戒ラインの15%以下の11.5%で前年度と同率、財政規模に対する公債費の返済割合を示す実質公債費比率は7.8%で0.4ポイント減少しております。 しかし、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より2.3ポイント減少し88.0%となっているものの、財政硬直化要注意ラインの85%を超えているため、総じて厳しい財政状況にあります。 以上、総括的に述べたところでありますが、今後も、人口減少や少子高齢化の進行に加えて、新型コロナウイルス感染症に伴う経済活動の停滞等による市税等の伸び悩み、さらには社会保障関連経費の増大が見込まれ、今後の財政運営は依然として予断を許さない状況にあると認識しております。 このことを踏まえ、最少の経費で最大の効果を上げるという行財政運営の基本にのっとり、これまで以上に健全な行財政運営を堅持していくとともに、市民と協働のまちづくりを推進することにより、住みたい、住み続けたい、訪れたいまちとして強く支持されるよう、未来への希望に満ちあふれるまちづくり創出に向け努力されるよう望むものであります。 次に、
認定第6号から
認定第8号までの
令和3年度
十和田市公営企業会計
決算につきまして、
審査意見をご
報告申し上げます。
審査は、
令和4年6月1日から
令和4年8月3日まで実施いたしました。 この
審査に当たっては、提出された
決算報告書、財務諸表、その他附属書類が
関係法令に準拠して作成され、かつ各事業の経営成績及び財政状態が適正に表示されているか否かを確認するため、諸帳簿及び証書類との照合や担当職員の説明を聴取するなどの
審査を実施いたしました。 その結果、
審査に付された
決算報告書等は、
関係法令に準拠して作成されており、各事業の当年度の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。
決算に係る
審査意見につきましては、それぞれ記載しておりますが、その概要及び
意見をご
報告申し上げます。 最初に、水道事業についてご
報告申し上げます。水道の10ページをお開きください。
令和3年度の経営状況については、収益的収支において、上水道事業では2億8,258万4,698円の純利益を計上したのに対し、簡易水道事業では4,423万270円の純損失を計上しております。水道事業全体では、前年度の純利益に比べ3,025万4,307円減少し、2億3,835万4,428円の当年度純利益となっております。これに前年度繰越利益剰余金30億1,837万4,178円を加えた当年度未処分利益剰余金は32億5,672万8,606円となり、減債
積立金に1,200万円積み立てた結果、翌年度繰越利益剰余金は32億4,472万8,606円となっております。 業務実績における給水戸数は、上水道3万4,459戸、簡易水道865戸、給水人口は上水道5万7,333人、簡易水道1,105人となり、合わせて給水戸数は前年度よりも198戸増加の3万5,324戸となったのに対し、給水人口は前年度よりも704人減少の5万8,438人で、普及率は98.9%となっております。 主たる
収入である給水収益については、昨今の少子高齢化による人口減少や、節水型社会への移行などにより水需要はさらに減少すると予想され、水道料金の増収は期待できない状況となっております。 また、これまで整備してきた水道施設の更新需要の増大、大規模地震や豪雨災害などに備えた施設、管路の耐震化などの課題に対応していくための財源確保が重要となり、水道事業を取り巻く環境はさらに厳しくなる状況にあります。 今後も安全で安定的な水の供給を維持するために、
十和田市水道事業経営戦略及び
十和田市水道事業ビジョン2019に基づき、計画的、効率的な事業運営に努められるよう望むものであります。 次に、下水道事業についてご
報告申し上げます。下水道の15ページをお開きください。
令和3年度の経営状況については、収益的収支において、公共下水道事業では1億842万4,456円、浄化槽整備事業では83万965円の純利益を計上したのに対し、農業集落排水事業では3,333万3,984円、小規模集合排水処理事業では9万895円、特定環境保全公共下水道事業では6,940万4,957円と、それぞれ純損失を計上しております。しかし、下水道事業全体では642万5,585円の純利益となっております。これに前年度繰越
欠損金23億9,967万6,970円を加えた当年度未処理
欠損金は23億9,325万1,385円となっております。 業務実績における汚水処理人口普及率は、市全体では、行政区域内人口が5万9,201人で、個別処理浄化槽分を含めた処理区域内人口が5万3,434人となっており、前年度末より0.5ポイント上昇し、90.3%となっております。 下水道事業を取り巻く環境は、少子高齢化による人口減少や節水型社会への移行により、下水道使用料はいずれの事業も今後は減少傾向にあると推測されます。 また、点在する農業集落排水処理施設を抱える本市は、限られた使用料
収入の中で累増した企業債の償還などと併せ、老朽化が進んだ下水道施設の更新や、耐震化を考慮した長寿命化対策など、引き続き多額の投資が見込まれており、下水道事業の経営状況は一層厳しさを増すものと予想されるところであります。 このような状況の下で、市民の安全で快適な暮らしを支え、安定的に下水道サービスを提供するため、
十和田市下水道事業経営戦略及び
十和田市公共下水道ストックマネジメント計画に基づき、維持管理費の平準化や未接続世帯への促進強化を図りながら、より効率的で採算性を踏まえた企業経営を望むものであります。 最後に、病院事業についてご
報告申し上げます。病院の8ページをお開きください。
令和3年度の経営状況を見ますと、総収益は前年度に比べ1,402万2,083円減少し87億1,975万8,282円となっており、総費用は前年度に比べ9,281万1,509円減少し88億7,156万7,926円となっております。この収支の結果、1億5,180万9,644円の当年度純損失を計上し、前年度の純損失額2億3,059万9,070円に比べ7,878万9,426円減少しております。これに前年度繰越
欠損金132億4,198万4,449円を加えた当年度未処理
欠損金は133億9,379万4,093円に増加し、累積
欠損金比率は180.7%となったことから、依然として累積した
欠損金を繰り越す厳しい経営状況となっております。 医業収益については、前年度に比べますと、入院外来を合わせた延べ患者数が8,815人増加し22万4,596人、1日平均入院患者数が1.7人増となったことから、1億6,750万6,159円増の74億1,034万2,276円となっております。その結果、医業損失は前年度に比べ1億7,211万2,096円減の8億6,536万4,668円となっております。 医業費用については、前年度に比べますと460万5,937円減少し82億7,570万6,944円となっております。これは、経費で8,647万4,764円、材料費で1,801万3,957円、資産減耗費で1,436万3,810円の増となったが、給与費で9,016万6,308円、減価償却費で3,359万3,717円の減となったことが主な要因になっているものです。
決算においては、病棟の閉鎖、患者の受診控え等により依然として厳しい状況にある中で、前年度と比較して患者数が増加したことにより、医業収益は増となり、純損益も改善され、単年度資金収支で2億9,000万円の黒字化を達成することができたことは大いに評価できるものです。 経営環境においては、上十三地域医療圏における中核病院として安全で質の高い医療を提供する重要な役割を求められる中、医師不足や少子高齢化に伴う医療需要の変化への対応、老朽化した医療機器の更新や病院設備の改修に伴う経費の増大など、病院経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。こうした中で、引き続き経営の改善を図るとともに、より質の高い安心、安全な医療サービスの維持及び向上に努め、地域の医療を支え、患者に寄り添いながら、効率的かつ持続可能な病院経営に努められるよう望むものであります。 以上、
令和3年度
十和田市
一般会計、
特別会計及び公営企業会計
決算審査意見をご
報告申し上げます。
△
日程第6
認定第1号
令和3年度
十和田市
一般会計歳入歳出決算の
認定について
~日程第13
認定第8号
令和3年度
十和田市
病院事業会計決算の
認定について
○
議長(
畑山親弘) この際、
日程第6、
認定第1号
令和3年度
十和田市
一般会計歳入歳出決算の
認定についてから
日程第13、
認定第8号
令和3年度
十和田市
病院事業会計決算の
認定についてまでの各会計
決算8件について総括質疑を行います。 質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) なしと認めます。 お諮りします。
認定第1号から
認定第8号までの
令和3年度
十和田市各会計
決算8件については、議員全員をもって構成する
決算審査特別
委員会を設置し、これに付託の上、
審査することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) ご異議なしと認めます。 よって、
認定第1号から
認定第8号までの
令和3年度
十和田市各会計
決算8件については、議員全員をもって構成する
決算審査特別
委員会を設置し、これに付託の上、
審査することに
決定しました。
△
日程第30 発議第4号 西十
和田トンネル(仮称)の
早期建設を求める
意見書
○
議長(
畑山親弘)
日程第30、発議第4号 西十
和田トンネル(仮称)の
早期建設を求める
意見書を議題とします。 お諮りします。本案については、
会議規則第37条第3項の規定により
提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) ご異議なしと認めます。 よって、発議第4号については、
提案理由の説明を省略することに
決定しました。 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) ご異議なしと認めます。 よって、発議第4号は原案のとおり可決されました。
△
日程第31 発議第5号 「
水田活用の直接
支払交付金」の
見直しを中止し、
農家経営支援の強化を求める
意見書
○
議長(
畑山親弘)
日程第31、発議第5号 「
水田活用の直接
支払交付金」の
見直しを中止し、
農家経営支援の強化を求める
意見書を議題とします。 お諮りします。本案については、
会議規則第37条第3項の規定により
提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) ご異議なしと認めます。 よって、発議第5号については、
提案理由の説明を省略することに
決定しました。 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) なしと認めます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) なしと認めます。 これより採決を行います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) ご異議なしと認めます。 よって、発議第5号は原案のとおり可決されました。
△休会の件
○
議長(
畑山親弘) 以上で本日の
日程は全部終了しました。 お諮りします。明30日から9月6日までの8日間は、常任
委員会審査及び
議案熟考等のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
畑山親弘) ご異議なしと認めます。 よって、明30日から9月6日までの8日間は、休会することに
決定しました。
△散会
○
議長(
畑山親弘) 来る9月7日は、午前10時から本会議を開き、市政に対する一般質問を行います。 本日はこれにて散会します。 大変ご苦労さまでした。 午前10時50分 散会...